ノーベル賞受賞の山中教授が敢えて行う、コロナ情報ブログを解説

山中伸弥京都大学教授は、最高の医学者として、2012年ノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

今回の新型コロナウイルスの拡大において、ウイルスの専門家ではないとしながらも情報発信ブログを立ち上げています。

西浦博・北海道大教授とのインターネット対談の中で「対策をしなければ今からでも10万人以上の死者が出る可能性がある」と言及されたのですが、その部分がメディアに取り上げられました。

その取り上げ方が「”ノーベル賞を受賞した山中教授が、10万人以上の死者が出る”と言った」表面的な内容となりメディア側の情報操作として、発言が利用されたという指摘もあります。

そのような印象操作を前提とした報道では、山中教授が伝えたいことが伝わらない内容になっている状況とも推測されます。

ここでは、山中教授がなぜコロナ情報ブログを行っているのか。どのようなことを伝えていきたいのかを解説して紹介していきたいと思います。

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山中教授の経歴プロフィール

本名:山中伸弥
生年月日:1962年9月4日(57歳)
職業:京都大学iPS細胞研究所所長・教授
出身地:大阪府東大阪市
学歴:神戸大学医学部、大阪市立大学大学院 卒業
ノーベル生理学・医学賞受賞

ノーベル賞受賞の理由は、iPS細胞を初めて作製したことです。
これにより、事故や病気で傷んだ組織や臓器の機能を取り戻す再生医療への応用になるとされています。

「新型コロナウイルス情報発信」を書いているのはなぜ?

今回コロナウイルスの情報発信ブログの立ち上げに関しては、プロフィールの中で説明されています。

要約すると、「感染症の専門家ではないが、人類の脅威である新型コロナウイルスに対し医学研究者として情報発信を行うこと。皆さんと一緒に学んでいきたい」とあります。

権威もあり、著名な人物となった方が、専門外のことに言及していくことは、リスクを伴うという指摘もあるかと想像します。

しかし山中教授は、より広い視点から情報を提供し、多様な意見を受け入れ、議論を重ねるオープンな場所つくりを目指しているようです。

既存の枠組みやしがらみを超えて、医学者として、人類の脅威に対して立ち向かう覚悟を感じます。

コロナ情報ブログの内容は?

ブログには5つの提言があります。

1 対策はこれからが本番。賢い行動を粘り強く続けよう
2 国民全員が日常を見直し、人と人の接触を減らそう
3 感染者の同定・隔離システムを充実させよう
4 医療や介護従事者を守ろう
5 ワクチンと治療薬の開発・大量製造を推進しよう

この提言を柱として、「データ」や「エビデンス」をまとめ「解決すべき課題」などを情報発信しています。

さらに、日本国内だけではなく、世界的な対応も情報発信の領域の中に含んでいます。
医学者の視点から集められる情報を、丁寧に集約したコンテンツとなっているように感じます。

このような情報のかたまりは、「ウイルスに対して、気をつけましょう」という括られ方をされると思います。
これは、医学者からの情報発信であるがゆえ、「気をつけましょう」メッセージが、強く印象に残るのは当然のことだと思います。
ちなみに、ウイルス対策を重視する視点から「経済活動をやめるべき」「移動制限をかけるべき」といったメッセージはありません。

どちらかと言うと、このようなデータやエビデンスをもとに、コロナウィルス対策と経済活動は、広い視野で共存させていくというスタンスがあるようにも思われます。

この視点で言えば、「経済を活性化させていきましょう」というスタンスを持っている研究者、学者側から、経済的視点からのコロナ対策の議論がもっとオープンにされても良いかもしれません。

そうすることによって、バランスのとれた具体的な行動対策というのが取られていくのではないかと思います。

メディアによる報道姿勢に疑問あり

西浦博・北海道大教授とのインターネット対談の中での発言と、「経済活動すべき/すべきでない」議論が結びつけられているのは、報道メディア側によるものです。
対談では、経済に関する発言自体ありません。

メディアとしては、権威ある山中教授の名前を借りて、記事の注目を集めることが目的なのかもしれません。

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まとめ

山中伸弥京都大学教授は、iPS細胞の研究者の第一人者として、ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

ウイルスに関する専門家ではないとしながらも、新型コロナウイルスの拡大における情報発信ブログを運営しています。

これは、医学者としての使命感から情報発信を行い、人類の脅威に対しても学びの視点で活動していこうという姿勢があるようです。

しかし、権威者からの情報発信ということで、メディア側の情報操作の材料として利用される懸念があります。表面的な報道のされ方には、受け手が注意する必要があるかもしれません。

高い視点をもち続ける、山中教授の活動には賛同者も多いと思います。
今後の活動にも注目です。

■山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

https://www.covid19-yamanaka.com/index.html

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