こんにちは。
今回は、「都知事選立候補者が実は死んでいた」として話題になった橋本勝(はしもと かつ)氏を取り上げます。
ここまで読んでも
死人は都知事選に立候補できるわけない!一体どういうこと?
と思う人も多いと思います。
では、さっそくこの謎(正体は誰)について確認していきましょう!
橋本勝は死亡していた!|都知事選立候補者
出典:https://www3.nhk.or.jp
橋本勝氏は、196年の東京都知事選の立候補者でした。
立候補届出期間の最終日4月2日、「橋本勝」と名乗る人物がやってきて、選挙管理委員会に必要な書類をすべて提出
出典:https://go2senkyo.com
「橋本勝」の立候補は正常に受理され、候補者一覧に名前が掲載されたそうです。
しかし、選挙管理委員会が立候補の資格があるかどうかを確認するため、戸籍確認をしようと本籍の大阪市福島区に確認したところ、
橋本勝は2月17日に死んでいる
との回答が…
4月17日選挙投票日の直前になって、「橋本勝はすでに死んでいる」ということが分かったそうです。
この書類を提出にやってきた人物は一体誰だったのか…?
謎が残ります、、。
橋本勝の正体は誰?|WIKI経歴
出典:twitter
橋本勝氏が誰なのか、身元調査をしたものの、”橋本勝”のままだったようです。
実際に書類を提出に来た”橋本勝と名乗る人物”は、都知事選のために偽名を使ったわけではなく、数年来、橋本勝という名前を使用していました。
しかし、戸籍上の橋本勝氏は、既に亡くなって居るので、立候補者が「なりすまし」であることも間違いなかったようですね。
都知事選後、このなりすましをしていた橋本勝氏は逮捕されましたが、結局誰なのかということは不明のままとなっているようです。
ダッチワイフ支給の話もよく聞くのですが、手元の読売新聞だと「青少年の抑える事のできないエネルギー発散機関の設立」とあるので、国営の性風俗を作れ!みたいな話なのかなと思ってます。確かにダッチワイフよりは建設的な考えなのかな~と(笑) pic.twitter.com/0NJujPklWI
— 穂積昭雪@怪奇事件本発売中 (@hodumiakiyuki) May 20, 2020
「昭和14年に結婚。翌年に子供が生まれたが出生届が出されていない」という奇妙な話も当時の新聞にありました。
ただの選挙妨害だけでなく、なんとなく「やりたい事」がちらついてるのがこの事件の不気味なところですよね…— 穂積昭雪@怪奇事件本発売中 (@hodumiakiyuki) May 20, 2020
また、出所後にどんな生活をしていたのか?ということも記録に残っていないようで、謎が深まる一方です。
まさか、選挙期だけでなく数年間も他の人になりすましていたとは…
とても恐ろしく感じますね…
橋本勝の都知事選立候補の理由は?
出典:wikipedia
橋本勝氏が立候補した、この1963年の都知事選は、東京オリンピック前年ということもあり、選挙妨害が多く行われていたようです。
そして、その選挙には、日本社会党・民主社会党・日本共産党による革新統一候補として阪本勝さんという方が、
現職の東龍太郎知事の有力な対抗馬として立候補していました。
阪本勝氏は、元兵庫県知事を務め、その後、東京都知事に立候補しており、実力としても申し分なかったため、かなり有力だったとか…
しかし、革新都政を反対する保守勢力もいたようで、
阪本氏の選挙妨害をするのために、擁立したのが「橋本勝」ではないか
と言われています。
名前が似ているので、「阪本勝」と「橋本勝」を間違えて書かせるのが狙いだったのかもしれませんね。
橋本勝の都知事選挙の結末!
出典:https://www.tokyo-np.co.jp
「橋本勝」氏に投票された票は、”すべて無効”とされました。
本来であれば、死んでいると分かった時点で、立候補者一覧から外されるのが普通ですが、当時の法律では外すことができなかったため、得票をすべて無効にするということで対応したようですね。
また、妨害対象とされた、阪本氏も落選しており、現職であった東龍太郎氏が再選をされています。
橋本勝の正体WIKI経歴は?都知事立候補と死亡の理由も!【ほわーい話】まとめ
今回は、「都知事選立候補者が実は死んでいた」として話題になった橋本勝氏について、まとめました。
いくら選挙妨害のためとはいえ、死んでいる人が都知事選の立候補者として受理されてしまうのは怖いですね。
死亡の事実を知らずに、そのまま選挙が開催されていたら、もっと大きな問題になっていたでしょう。
選挙直前に、気がつくことができて本当に良かったです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。